株式会社となってから60年以上の実績がございます「ガラスケース専門店」による、ガラスケースの解説ページです。 |
|
ガラスケースの優れた点 |
まず、ハイブランドが集まる「百貨店のメインフロア」を想像してみて下さい。 百貨店のメインフロアは、見方を変えますと「ガラスケースの展示場」の様にも見えます。 様々なデザイン/仕様のガラスケースが沢山並んでおります。 さて...このガラスケースからガラスを取り去ったらどうなるでしょうか。果たして高級感は有るでしょうか。 答えは「No」です。 ガラスを取り去るのでは無く、その他の透明材料(ポリカやアクリル等)に置き換えたと致しましても、ガラスのような高級感は出ません。 ここで、ショーケース/コレクションケースの製作時に使用する「ガラス」の優れている点を挙げてみます。 ・高級感 ・透明感 ・経年による劣化の少なさ ・種類の豊富さ ・リサイクル可能 ...等々です。 「透明感」に関しましては正確にはアクリルの方が優れておりますが、ガラスとアクリルの透明感の違いによる影響は通常用途ではございません。(余程厚みが有ればまた状況は変わりますが、ガラスケースという用途に於きましては、その違いは無視して良いと言えます。) これはあくまでもアクリルに比べての話でして、ガラスケースという用途で使用致しますガラスが透明感の面で不足している訳では全くございません。 逆に、(ガラスケースという用途に於ける)その僅かな透明感の差が気になるお客様がいらっしゃいましたら、「高透過ガラス」をお使い頂くことでご満足頂けると思います。 高透過ガラスは通常のガラスに含まれるソーダ分を減らしたガラスで、緑色が少なくより透明感の強いガラスで して、当社でもガラスケースの製作に使用する事がございます。 (ただ、大半のお客様は「普通板ガラス」で製作致しておりまして...この事は、「ガラスケースに於いて普通板ガラスは必要十分な透明感を有している」と言う事の証にもなっていると言えます。) 「ガラス」が透明感に優れている点をご理解頂けたと思いますが、「透明感」以外の点に関しましてはガラスが圧倒的に優れている点もございます。 例えば「経年による劣化の少なさ」に付いてですが、これは「耐候性」だけでなく「通常使用に於ける劣化」の観点からも、その他の透明材料に比べて優れております。 ガラス以外の透明部材(ポリカ/塩ビ/アクリル/PET等)は拭き掃除でも細かな傷が付きますが、ガラスは その程度の事では傷が付きませんので、長期間綺麗な状態を保つことが出来ます。 また、紫外線による劣化が少ない点も長期間綺麗な状態を保つ事が出来る理由の一つです。(アクリル等は紫外線が当たることで変質(黄変等)して参りますので、長期間の使用には向いておりません。逆に、短期間の使用でしたらその点は気にせずご使用頂けます。) 当社ではガラス以外の透明素材(ポリカ/塩ビ/アクリル/PET等)はケースの用途では無く、ディスプレイ台としての用途で使用することが多いです。(ディスプレイ台関連には、むしろアクリルの方が向いております。) 経年劣化によって素材が黄変したり傷が付く事によって、「透明感」や「高級感」が損なわれますが、その点でガラスが非常に優れている事をご理解頂けると思います。 ガラスは光が当たりますと小口がキラキラと輝いて非常に美しいです。その他の透明部材とは「輝きの質」が異なるように感じます。(この辺りの事に関しましては、当社ショールームに常設展示致しておりますガラスケースとアクリルケースを実際に見比べて頂きましたら非常に分かりやすいと思います。) ガラスの優れている点は他にもございますが...長くなり過ぎますので、この辺りで「ガラスケース」に話題を戻します。 当社では、透明感/高級感/耐久性等に大変優れた透明素材である「ガラス」を使い、様々なガラスケースをデザイン/製作致しております。 当社でデザイン/製作致しております「ガラスケース」には様々な種類がございますが、共通のコンセプトは「展示物をより魅力的に見せる」...つまり、「展示物をご覧の人々を魅せる」と言う事に尽きます。 あくまでも「展示物を魅力的に見せる舞台装置としてのガラスケースのデザイン/製作」に徹しておりまして、ガラスケースを奇抜なデザインにして目を引くという事は邪道であると思いますから、基本的には致しません。 ガラスケースが展示物よりも目立ってしまっては、展示物が魅力的に見えないと思いますし、ご覧になる方に変な先入観を与えてしまう事にも繋がります。 従いまして、当社で製作致しておりますガラスケースは基本的にはシンプルな形状が多いですが、シンプルな形状の中に必要な機能は組み込んでおりますから、当社で製作致しましたガラスケースに展示致しますと 、大変美しく魅力的に見えます。 また、当社でデザイン/製作致しておりますガラスケースは用途/目的に応じて、形状/仕上げ/開閉方法等をその都度よく吟味致しております。 例えば、建築模型/帆船模型/鉄道模型等の、「ホコリ」が付着するとどうしようも無い展示物に対しましては「ホコリが入りにくいガラスケース」の方が良いですから、小型の物でしたらガラスカバー方式のガラスケースを製作するように致しておりますし、大型の展示物でしたら当社オリジナルの開閉方法である「天蓋かぶせ式」のガラスケースを製作致しておりま して、この様な仕様で製作する事でホコリが殆ど入らなくなります。 バカラ(Baccarat)/スワロフスキー(Swarovski)等のガラス工芸品は特に照明の有無による見映えの違いが非常に大きいですから、照明付きで製作する事が多いです。 照明に関しましては、業務用の「メニューサンプルケース(食品サンプルケース)」や「製品サンプルケース」も必須と言って良いオプションでして、照明の有無が売り上げに大きく影響を与えることがしばしばございます。 >> 照明の有無による展示物の見映えの違いはこちらからご覧頂けます。 飲食店様の「顔」とも言える「メニューサンプルケース(食品サンプルケース)」に於 きましては、照明による効果は絶大と言えまして、照明が有る事で「とても美味しそうに」見えます。 全く予備知識の無いお店に「入るか/入らないか」を決める時に何を基準に判断するかと言いますと、お店の表に陳列されているメニューサンプル(食品サンプル)を見たお客様候補がそのお店のメニューを「実際に味わう前に美味しさを感じるか否か」に尽きると思います。 そのメニューサンプル(食品サンプル)を「美味しそうに見せる」ために必要なのが「効果的な照明」です。 効果的な照明が無ければ「実際に味わう前の美味しさ」は激減致しますから、お客様の数も増えません。 立体モデルである「メニューサンプル(食品サンプル)による美味しさ」は、単なる写真の比では有りません。 飲食店様に必須とも言える「メニューサンプル(食品サンプル)」を生かすも殺すもガラスケース次第です。 この事は、会社のエントランスや応接室等に「製品サンプル」を展示されているメーカー様等にも同じ様な事が言えまして、効果的な照明によって製品サンプルが美しく魅力的に見えなければ説得力に欠ける製品サンプル展示となってしまいます。 移動が必要なガラスケースにはキャスターを取り付けて製作致しますし、レジ台兼用ガラスケースを製作する事も出来ますし、壁面に吊るタイプのガラスケース(吊りケース)を製作する事も出来ます。 当社は業務用のガラスケース(ショーケース/陳列ケース/サンプルケース等)はもちろん、ご家庭用のガラスケース(コレクションケース)をデザイン/製作する機会も非常に多いです。 製品でもコレクションでも、「より魅力的に美しく」見せる事が出来るのが当社でデザイン/製作致しております「ガラスケース」なのです。 |
|